10.4.13

本当に進まないイラスト…

 相変わらずの読書でございます。イラスト、とんと…。参りました。例のChris MannのO Holy Nightを聞いては鉛筆を動かすこともあるのですが、定まったのが描けなくて、やれやれです。

 読書は、メインは『論語』と『易経』ですか。時に諸橋轍次著の『中国古典名言事典』やちくまの『史記』などを読んでいます。『易経』は相変わらず、分かるような分からないような…というところなのですが、それでもぼちぼち、この卦だとこうなるのかな、と自分で予測しながら読んでみはじめています。でもたいてい、「そうくるかいっ」という結末。卦の解釈のあとに解説のようなものもありまして、ときどきそれが現代の突っ込みのような文章な時もあり、悩みながらも楽しませてもらっているという感じです。街の易者さん(最近昔ほど見ないような気もしますが)って、これ全部暗記しているのかなあと思うと感動ものです。

 で、先日、『戦国策』が届きました。嬉しいことに全訳でした。ただ現代語訳しかないです。明治書院のは白文(返り点つき)、読み下し文も付いているので、自然分量が多くなって値段もそれなりになるわけで。まあ、白文が読みたかったら、文字的に台湾のものか(古典部分だけでなく全体に繁体字が使われているので)と思われる、中国の古典を全て集めたサイトがあるので、そちらを見れば良い話ではあるのですが…当然返り点なんてありませんので、自分で読解していく必要があるわけで。『論語』で現在その練習をしておりますが、有名な書物であるだけに、これまたいろいろな読解の仕方が今までになされているのが分かります。自分が初めて触れたのは中公文庫のものでしたが、今読んでいるものはそれと若干解釈が違うなあ、と。面白いといえば面白いですが、『論語』を書いた人、もう少しちゃんと意図するところを書けなかったのかなあというぼやき部分も…。それはさておいて、現代語訳だけというのは、訳し方とか表記の仕方みたいなものがうまかったらどんどん読み進められるのですが、今同時平行で読んでいる『史記本紀』は見事なまでに年表を文章にしたような感じになっているので、読みづらい…。その点、今はちょっと横においた状態の『春秋左氏伝』は、白文から全て掲載されているもので、内容としてはやはり年表が文書になったみたいな感じのものなのですが、読みやすいなあと。体裁的に後者は、最初その年に何があったかが箇条書きみたいに書かれていて、その後にそれらと、箇条書き部部分には書かれなった同じ年にあったの他のことについての解説が書かれるという感じになっているので、それも読みやすさで差が出ている一因なのかもしれませんが。

 ともあれ、こんなことばかりやっているので、本当にイラストが…。何とかがんばってスケッチくらいは近々upしたいよ~とは思っておりますので、ご勘弁。

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