4.11.09

関ヶ原・垂井・長浜紀行 8

ここ数日、当地も寒いです。お手洗いの水が温かく感じられるとは、どんだけ~という。そうなるとますますカメになりがちなokamel、昨日は久々に本を読むほうに集中しました。
  さて、旅行記の続きに参ります。この禅幢寺のおばあさんのお話のひとつに、長浜にあるお寺、徳勝寺についてのことがありました。実はこのお寺は浅井家の菩 提寺なんですが、禅幢寺の本山なのだそうです。ところがある時期にどういうわけか禅幢寺のほうが格が上がって、そのために禅幢寺側が(あってはいけないこ となのにとおばあさんはおっしゃっておられました)徳勝寺を見下すようになってしまったため、関係がギクシャクした期間があったそうです。いまはまたよく 交流をされておられるそうです。それで是非いってみてくださいとおっしゃられたので、長浜に行く電車の中で自分のプリントして行った地図(google マップを自分で編集して作るのが旅行前の大仕事だったりする)を見たのですが、作っていって正解だったというか、このあと長浜駅でもらった観光地図には 載っていなかったんです。多分これは長浜がメインキャラクターとして押している石田三成とあまり関係がないからかなというのがひとつと、ちょっと駅からは 遠いところにあるがためかと…。とりあえず最初に絶対見ておきたかった駅前の出会いの像(秀吉と三成)と半兵衛歌碑、そして豊国神社によってから徳勝寺に 向かいました。これがまたちょっとわかりにくいところにありまして、okamel少し迷ってしまいかなりの時間ロス。このあと急いで長浜城に行きました が、予定より1時間くらい押してしまいましたか。
 以下にその過程順に写真を載せます。



 歌碑の写真、どちらの角度から取っても生垣が邪魔をして…もう少し剪定していただけたら嬉しいかも(苦笑)。
  岐阜で時刻表を買ったとき、たまたま長浜城を特集した雑誌が目に止まったので、買って読んだことが少し良かった感もあります。家康、矢張りやることが徹底 しているというか、okamelますます「ん~」という気になりました。お城では今年の大河ドラマと絡めて三成と兼続の特集をしておりました。ミュージア ムショップのグッズもその関係か、三成と兼続中心といった感じ。ふと気づくと目の前に傾奇いた格好をした女性がおり、バッグには三成の家紋のバッジが。こ れはかなりの三成ファンだなと。ちなみにokamelも関ヶ原の歴史博物館で丸に九枚笹のバッジを買っております(笑)。
 そして他のお城でもよくあるように頂上は展望台になっているのですが、これは四方を撮った写真のうちの1枚。



  この文字盤を見ていただくと「虎御前山」というのがあるのにお気づきかとおもいますが、おそらくこれが半兵衛さんの愛刀の名前の由来になった山かと。ある 本によると、ここでかなりの激戦(確か対浅井戦)になって、いつの間にか半兵衛さんも味方部隊からはぐれてしまい、つかのまの休憩を取っていたところ物陰 から敵に襲われたので、とっさに手にした刀でたおしたということで、その刀にこの山の名前「虎御前」をつけたとか。ちなみにこの刀は形見分けのとき山内一 豊に送られています。
 そして午後からの菁莪記念館を再訪するため長浜駅に向かったのですが、お城にあった時刻表を見るとある時間に電車があると いうことで、それを目指してかけったのに、いざついてみたらそれは特急。乗るには特急料金がいるという話だったのですが、わざわざ長浜から米原の距離で特 急料金も何ぞやということで、しかたなくその20分くらいあとに発車する電車に乗った次第。ただ長浜始発である上にすでにホームに入っていたため、ゆっく り座って休むことはできましたが。
 では次回は旅行記最後ということになりますか。その次は入手品紹介といこうかと思います。

2 件のコメント:

しーな さんのコメント...

歴史好きの女性を歴女と言うそうですね。
okamelさんやその女性も歴女ということですね(^^)
声をかけたりすればよかったのに。
でも一人旅も充実していたようですね。

okamel さんのコメント...

okamel「歴女」の具体的な定義は良く知りませんが、一般的には歴史小説を読むのが好きというラインをいうみたいです。確かに歴史小説はそれなりの知識を根底に書かれているので内容も充実しており、それらを読むことでも相応の歴史の知識は得られると思いますが…自分は基本そこでは満足がいかない人間なので、「歴女」という言葉はあまり当てはまっていないと思っています。最近は「歴女」よりより深く歴史を突っ込んで調べる人という意味の別の言葉ができているそうですが、何だったか忘れてしまいました。どちらかといえばそちらかも。まあ、自分には一応「史学学士」という称号がありますが(ちなみに修士のほうは「学術修士」です)。
歴史に興味を持つ人が増えることは、禅幢寺のおばあさんの言葉ではないですが確かに嬉しいことだと思います。好きなのは大変結構です。ただ、歴史の落とし穴に気をつけて欲しいということですね。