30.1.23

すっきりした

  前回更新時から当地もしっかり寒くなり、何度か小雪が舞う日もありました。ただやはり場所が場所なので積もることは全くなく、植木にパウダーシュガーがかかった感じに雪が残るということが1回あった程度です。何とか水道管も凍ることがなく済んでいますが、境界線と言われるマイナス4度には何度かなりました。

 約1週間続いていた書籍整理は無事その寒波襲来前に終えることができ、1か所からは振り込みも済みました。あともう1か所は書籍以外のものの査定が来月頭になるということなのでもう少し時間を要します。ともあれ、段ボール箱7箱分の書籍やCDなどを売り払ったため、かなり部屋や本棚がすっきりしました。その分、またこれを埋めていくのは嫌だなという気分になっており、本の購入意欲が今までより低くなりました。今残っているのは何度も読みたい本が大半なので、今以上に増やしてもあまり意味はないのも事実ですが。

 そして今回の作業で、とにかくよほどの本以外は電子書籍の方が省スペースだし処分の心配もいらないということがわかりました。あと古本を買うにしても、ISBNやバーコードのない本が来たらまずそれは再度売ることはきついということもわかりました。自分はノースブックセンターというそれらがなくても買い取ってもらえるお店を使ったのでなんとかなりましたが、だいたいのところは受け付けてもらえないので要注意です。自分の本は8~9割はISBNのある本だったのでその点ではまだ良かったですが。それから洋書は、まず買い取ってもらえるお店が少ないのと、買い取ってもらえてもほとんどが和書以下の価格になることが多いので、これもよくよく選んで購入した方が良いということを感じました。自分が今回売った本はほぼすべて修士論文に使う必要のあったものだったので好き好んで買ったわけでなかったことから、それなりに気持ちの整理もできましたが、今後は和書以上によくよく考えたいと思いました。

 自分の場合は普通に書店で簡単に買うのは難しいものを購入することが多く、取り寄せてみたら思っていたのと違ったということで再び売る候補になるということがちょくちょくあって、今回もそういう本が結構出ていきました。そして入手が難しい本だからと言って買い取り価格が高いかというと決してそういうことはなく、例えば今回売ることをあきらめた『サミュエル・ジョンソン伝』は、各巻8,000円くらいしたのに、ノースブックセンターさんの話によると3冊揃いでも800円、2・3巻だとあわせて250円(販売額に波のある商品だそう)ということで、それにしては今みすず書房ではオンデマンド版で第1巻を13,200円、ほかの巻を11,000円で販売しているので、みすず書房さんいい商売しているなあと。ちなみに自分がなぜ2巻と3巻だけ持っているかというと、購入当時日本シャーロック・ホームズ協会の会員だったくらいホームズにどんはまりで、ぜひ比較されたサミュエル・ジョンソンとボズウェルのことも知りたいということで、探し回った結果やっと手に入れたのがこの2冊で、どう探しても1巻は見つけられなかったのでこういうことになったという次第。当時はまだAmazonの日本支店(?)はなかったので、本当に書店という書店を探し回るしかなく、やっとこさ見つけられて初任給時代に清水の舞台から飛び降りる気持ちで購入した2冊なので、250円ではとても売れない、それくらいなら持ち続けて中国古典の合間に読んだ方が良いという結論に至った次第。

 ともあれ、これで今月一番時間を要したことにしてこれまで課題となっていたことの1つは終わったので、今ある本やイラストに時間をかけていけるのは事実です。3月には現在使っているClipStudioのバージョンアップ版が出るので、それを購入する予定です。頭部の3Dモデルが使えるようで、自分が苦労しているポイントの1つがそれでどうにかなりそうです。それでは今回はこの辺で。

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