昨日結局一気に『Yの悲劇』を読み切りました。後日到着する別の訳者によるものを今度は読んでみることにするのを別として、ドルリー・レーンシリーズはこれで一息入れることにします。次作となると、最終作に絡む(しかも重要)人物が出てきてしまうので、ちょっと寂しくなってきますし。読むごとに情景(特にレーンさんの表情)を思い浮かべながらではありましたが、思想書と違ってページいっぱいに文字というわけではないので、進むのは思ったより早かったというところです。自分には珍しく、終盤でぼんやり犯人が分かってきました(つまり一度読んでいるにもかかわらず犯人は覚えていなかったということです(汗))。でも最後の最後のところがぼやかされて、概して探偵小説の理解力が良いとは言えない自分、もやもやしております。
で、結果、自分はやはり『Xの悲劇』のほうが好きかなあと。ドロドロ度もそうなのですが、何かすっきりしないというか。上記の件によってではなく、何か具体的に言えないのですが。あと、おそらくは一度自分このシリーズを全部読んでいることもあり、シリーズ最後の部分と自分の記憶に残っている限りでは少し重なる部分が見えてしまって、悲しさを感じてしまうというのもあるのかもしれません。
今回のあとがきには『Yの悲劇』が金田一シリーズの『獄門島』に似ているということが書かれていて、確かにそれにも似ているかと思いました。何故「にも」かというと、これを読み終わった後自分は今まで読んだ中で何に一番似ているかなあと思った時に『八ツ墓村』を思い出したからです。詳しいことはネタバレになるのであれですが、ドロドロさでは引けを取りませんし、ともに毒がらみというのもありますか(『獄門島』は毒は絡みません)。『Yの悲劇』も『獄門島』も「ひっかけ文句が秀逸」ということで有名らしいのですが、『Yの悲劇』に関しては訳本を読んている限りは正直不利です。もし読んですぐああとなるのであれば、かなりこの手の小説に慣れているか英語発想のできる頭なのかということになるような気がします。あともう一つ要素がありますが、これを言ってしまうと犯人バレバレになるので、ここでは書きません。
今日からは早速例の色付けに戻ります…といいたいところなのですが、思わぬ「事件」発生のため、明後日まで再開は控えることにします。その代わり下描きか落書きをする予定。その理由は、次回。「やってまったー」案件ではないので、ご安心を。今回はこの辺で。
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