18.1.21

冒険できるのはデジタルの強み

 今朝は2つの歴史に関する記事を見つけました。1つは中国で秦の始皇帝のドラマが物議を醸しているというもの、もう1つは石田三成と田沼意次の評価についてです。前者については、自分が去年『戦国策』を読んでいるときにこのブログでも現在の世界を見ているようで(秦に今の中国を見るようだということで)鬱になると書いたこともあって、笑うしかなかったですね。実際今の中国政権は世界の覇者を目指しているところがありますし。曹操の再評価もその一環で、逆にそのうち蜀の面々の評価を下げてくるのではとおもったりしております(その分呉はどちらに転んでもまあ安泰か)。後者については、自分は最初に石田三成を知ったのはが学研の歴史漫画ででしたが、そちらでは善人として描かれていたこともあり良い印象があったので、大河ドラマの独眼竜政宗とその原作の山岡荘八の『伊達政宗』であれと思った記憶があります。逆にその小説では徳川家康がやたらいい人っぽく描かれていたのでそちらにもすごい違和感があった思い出。そして田沼意次は、これも最初に知ったのは学研の漫画でしたがそちらではあまり印象がなく、そののちに読んだ『風雲児たち』で強い印象を持ちました。この漫画は、もともとは横山光輝三國志と並行して潮出版社の「コミックトム」という月刊雑誌に連載されていた(先に横山三国志が終わって、そのあとは横山『項羽と劉邦』になりましたが)もので、自分は現在進行形で読んでおりましたが、この漫画では田沼親子は改革派であり江戸文化を花開かせた優れた政治家として扱われております。自分もその通りだとずっと思っているので、記事に今更感を覚えたというのが正直なところではあります。逆に言うと、今もあのような評価が引きずられているのですかね。

  さて、話題はがらりと変わります。昨日触れたイラストですが、完全に満足とまではいかないにしろなんとかなったので、掲載します。まず原画がどうだったかというと、これになります。


2011年11月作成で、透明水彩での色付けです。BGMに使ったのは確か今回の色付けの際と同じMomentsだったはず。で、今回はこのあたりで完成ということにしました。



最近描く白呂蒙に合わせて、髪、大増量(笑)。顔に関してはできるだけ2011年当時の雰囲気を残そうとしたのですが、リアルさも求めた結果大分変わってしまいました。色付けでここまで冒険するのは、自分にしてはかなり珍しいです。最初はここまで陰影はなかったのですが、影追加専用のレイヤーを何枚か作成してどんどん影を加えていった結果がこうなりました。そのレイヤー内で作業すればほかのレイヤーには影響を与えない、作ってみて気に入らなければ削除もしくは無効にすればいいということができるので、いくらでも冒険できてしまうのがデジタルの強みですね。ちなみに今回も全て墨モードでの作成です。厚ぼったい色味ではありますが、今回はトーンカーブ補正は全く行っておらず、これがオリジナルの色です。淡い色調メインのイラストを描く自分はどこ行ったですが、淡い色調だと立体感を出すのがなかなか難しく、色を付けているうちにだんだん濃くなってしまうのが最近の傾向ですね。テクニックがあれば、淡い色調でも立体感は出せるはずですがね…今後そちらの方向も頑張ってみないと。

 それにしても自分にとって、Amazing Graceは静の音楽であり、Momentsは確実に動の音楽ですね。先日下絵が終わってこれから色を付けようと思っているものが、これよりさらに激しいものになります。しかもあえて瞳に色を塗っていないので、かなり鬼気迫る表情になっております。さらにその絵では、とにかく顔を細かく描いてみたいということで、はがきより大きめの紙にほぼ顔のみを描いているため、本気で色付けしたらえらいことになりそうです。ただ自分の技術があれなので、中途半端になりそうな予感もしなくはない(汗)。もしそうなりそうなら、途中でいったん止めてまたほかのものに色を付けて、その間に諏訪原さんや鄭問さんの画集を眺めて「作戦を練ろう」かと。では今回はこの辺で。

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